2007年09月29日

ヒロシマからの発信(その2)

今回は、「ヒロシマからの発信」と題して、
映画『夕凪の街 桜の国』の監督・佐々部清さんと、カナダ、ブリティッシュコロンビア州立大学の日本の文学・ポップカルチャー・言語を教えているAlwyn Spiesさんをゲストにお迎えしました。


8月19日の放送を3回に分けた、その2回目をお届けします。


広島に向かった取材班が映画館で出会った、寒川透明氏、佐々木あつし氏にインタビューに答えていただきました。

広島で育った彼らは、原爆=廃絶すべきもの、平和は守るもの、という考えを子供の頃から教えられ続けたといいます。
しかし大人になって広島から出てみると、日本の中にも違う考えを持っている人がいて、驚いたそうです。

『夕凪の街 桜の国』に描かれる、原爆後の、ヒロシマ。
そのヒロシマを生きてきた二人の視点は、興味深いものがあります。

広島を生きてきたからこその視点、その新鮮さを感じていただきたいです。




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ヒロシマからの発信(その1)

今回は、「ヒロシマからの発信」と題して、
映画『夕凪の街 桜の国』の監督・佐々部清さんと、カナダ、ブリティッシュコロンビア州立大学の日本の文学・ポップカルチャー・言語を教えているAlwyn Spiesさんをゲストにお迎えしました。


8月19日の放送を3回に分けた、その1回目をお届けします。


佐々部監督は、人が人を思いやる映画を撮りたいと言います。
家族が、親子が、兄弟が、上司と部下が、友人が……それぞれを思いやる映画を撮りたい。

『夕凪の街 桜の国』では、広島の被曝2世・3世のドラマが描かれています。
なんの罪もないのに、生まれながらにして重荷を負わなければならなかった彼、彼女たち。
なんの罪もないのに、差別され……しかしその中でも普通の生活を求め、健気に生き、恋にだって落ちる。

けして、声高に反核を訴える映画ではありません。
今までの原爆作品のように、その瞬間の、悲惨な様子の描写はありません。

しかし、それ以上に私たちに訴えかけてくるものがあります。
むしろ淡々と、彼女たちの日常を、人生を描いてこそ、浮かび上がってくるものがあるのです。

たとえば被爆者自身の、『生き残ってしまった』という罪悪感など……考えたことがありますか?

映画を観た人も、まだ観ていない人も、
佐々部監督からのメッセージに、耳を澄ましてみてください。



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