今回は、「ヒロシマからの発信」と題して、
映画『夕凪の街 桜の国』の監督・佐々部清さんと、カナダ、ブリティッシュコロンビア州立大学の日本の文学・ポップカルチャー・言語を教えているAlwyn Spiesさんをゲストにお迎えしました。
8月19日の放送を3回に分けた、その3回目をお届けします。
最後は、ブリティッシュコロンビア州立大学のAlwyn Spiesさんから、海外の視点も加えてみましょう。
カナダにおいて、広島というキーワードは複雑な思いを抱かせるものだといいます。
確かに、アメリカのやったことは残酷なことです。しかし、日本が、戦争に対する責任を十分に償っていないことも、彼らはきちんと知っています。
国としての謝罪もはっきりとなされていない、従軍慰安婦・強制労働の問題もまだまだ解決していない。
南京の虐殺も、人体実験も、自衛隊の規模も、軍備も、そして今、憲法を変えようとしているということも。
日本にとって北朝鮮が不可解で危うい国だという認識を持っているのと同じように、カナダの人々も、日本に対して、何を考えているのか分からない、何をしでかすのか分からない国と取られることも、しばしばなのです。
それは政治姿勢がそうだから、ということもあります。
もっと、『夕凪の街 桜の国』に感動する人々がたくさんいるのだということ、
普通の人の意見が政府とはまた違うものなのだということ、そうしたことが世界に発信されていく必要があるのでしょう。
平和であることは、人権なのです。
それを規定した私たちの憲法を、もっと誇りを持って掲げるべきなのではないでしょうか。
posted by kenpo at 13:05|
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